スタレビの隠れた名曲 「空がこんなに青いはずがない」
1995年のアルバム「艶」に収録の「空がこんなに青いはずがない」。
も~最高にカッコよすぎます。
リリース当時から大好きで、要さんは「隠してないから」というはずですが、隠れた名曲の一つ。
イントロのギターがとにかくカッコよすぎる!
初めて聴いた時、そのカッコよさにとりこになり、何度もリピートしました。
先日「KANと要のWabi-Sabiナイト」の「わかるかな わかんねえだろうなあ」の
コーナーでこの曲が取り上げられました。
このカッコいいギターのイントロは、「オクターブ奏法」で弾いているのだそう。
オクターヴ奏法とは、1オクターヴ離れた同じ音を、ユニゾンで演奏することだそう。
それで、和音で聴こえるのですね。
二つの音が聴こえてとても心地よく、印象的なギターのイントロです。
間奏でも要さんのギターが冴えまくっていて、感想のフレーズを口ずさんでいるのもカッコいい!
「空がこんなに青いはずがない」はデモテープの段階では、タイトルが「やりたい」
だったそう。
要 「仮タイトルが『やりたい』だったんですよ。
KAN 「ん?それはエッチな内容の詩にしたかったからですか?それともやりたくてしょうがない時期だったんですか?(笑)」
要 「やりたくてしょうがない時期だったんでしょうかね(笑)」
爆笑でした~(笑)
「こんなにやりたい自分がいるのに『あ~~!』みたいな詩を書こうと思って」と。
確かに初めて聴いた時から、なんとなく報われない男性の詩だな~と感じていましたが、改めて要さんからその話を聞くと、よりせつなさを感じてしまいます。
「やりたい」という仮タイトルには、メンバーも「え~っ!?」と総スカンだったようですが(笑)
しかし、スタレビファンからも人気の高いこの曲、本当にカッコよく名曲です。
夏に聴きたい曲の一つでもあり、夏イベではセットリストに入ることもありますが、通常のツアーではなかなか聴けないのが残念。
私も生では数えるほどしか聴いた事がありません。
昔、要さんは「ギターが大変なので、ライブで苦労する」と言っていたのを覚えています。
当時から素晴らしいギタリストである要さんは、今、さらに素晴らしいギターを聴かせてくれるギタリストなので、もっとこの曲をやってほしいです。
「空がこんなに青いはずがない」が入っているアルバム「艶」は、この他の曲も名曲ぞろい。
初代キーボーディストの三谷泰弘さん脱退後、初めて4人で制作したアルバムです。
スタレビ第二期の始まりで、バンドサウンドにこだわって創られ、バラエティに富んだ、豊かな色を散りばめたアルバムとして「艶」と名付けたそうです。
三谷さん脱退という危機を乗り越え、こんな素晴らしいアルバムを創ったスタレビ最高です。